数か月前、キュレルからスプレータイプの化粧水が発売になりましたね。
CMでは「消炎剤配合で肌荒れを防ぐ」と紹介されてますが、実際肌荒れへの効果はどうなのでしょうか。
そこで、肌荒れが気になる私がキュレルのスプレー化粧水を使用してみたので、その結果を今日はレビューしていきます。
もくじ
キュレルのスプレー化粧水はニキビに効果あったのか?
結論から言うと、キュレルのスプレー化粧水を使うことで、ニキビが新しく発生したり、既にあるニキビが悪化したりすることを防ぐことができました。
特に顔・首元・胸元のニキビ・肌荒れに効果があったのを実感しています。
食べ物や睡眠など、生活習慣は変えていません。
あと、私はお風呂上り体に何も塗らないと、痒みやカサツキを感じやすいんですが、
キュレルのスプレー化粧水を吹きかけるだけでも、そういった肌トラブルを感じなかったです。
ボディーミルクなどを塗るより断然手軽だったので、この効果はかなり嬉しかったですね。
キュレル スプレー化粧水でニキビは「治る」?
顔・体に一ヵ月半ほど、キュレルのスプレー化粧水を使用しましたが、ニキビがきれいさっぱり治るほどの効果はなかったです。
私は現在、首~体に割と大量にニキビがあります。
(これで美容ライターと名乗っているのが正直申し訳なくもあり、お恥ずかしいほどです。)
大きいニキビが少し落ち着いたり、肌を撫でたときのザラっと感・ボコボコ感がなめらかになったり、
小さなニキビが更に目立たなくなったなというのは感じましたが、
さすがに一ヵ月半の使用じゃ、「治りました」とは言えないかなというのが正直な感想です。
そもそも化粧品でニキビを治すことはできない
そもそも、化粧品に「ニキビを治す」という効果は認められていません。
ニキビを治す為の成分や、配合量となると副作用のリスクも高まる為、
誰でも気軽に購入できる化粧品にそういった配合できないように法律で決まっているからです。
化粧品は医薬品(治療を目的とした薬)ではないので、キュレルのスプレー化粧水でニキビを治せるかも!と過度な期待をすると、
かえって「あんまり効果ないじゃん」と感じてしまう可能性があるのでご注意を。
長期的に使えば治っていくかも
ただし、
- 長期的に使用(3ヵ月~)
- 生活習慣の見直し
などを意識しながキュレルのスプレー化粧水を使うとニキビが治る可能性もあります。
ニキビは基本的に正常なターンオーバーによって綺麗な肌に生まれ変わると、自然と治るものです。
なので即効性はないにしろ、今のニキビがこれ以上悪化しないようにキュレルのスプレー化粧水でケアしつつ、
食生活や睡眠、運動やスキンケアの習慣など「ニキビの原因」と考えられるものをなくすことができれば、
治療薬に頼らなくてもニキビが治ることは大いにあり得ます◎
キュレル スプレー化粧水の使用感
ちなみにキュレルのスプレー化粧水は
- 粒子がかなり細かい
- 肌馴染みが良い
- めっちゃしっとりする
- メイクの上からもOK
- 匂い無し
といった使用感でした。
私は冬は超乾燥肌、夏は混合肌ですが、
キュレルのスプレー化粧水は脂性肌さんも使いやすい印象です。
粒子が細かいおかげで、ふわっと広範囲に化粧水が広がり、浸透も早い。
メイク(化粧)の上からでも余裕で使えます。
ハンドプレスするとめちゃくちゃ肌がしっとりして、保湿力も大満足です!
スプレー化粧水でここまでしっとりするとは、超乾燥肌の私も感激しました。
ベタベタしないし、肌に吸い付く感じもない軽い使用感なんですが、
肌に馴染むまでは若干ぬるっとする感触があります。
キュレルのスプレー化粧水にはとろみはないけど、とろみ化粧水を伸ばしたような時の感触と少し似ています。
キュレル スプレー化粧水の成分を解析
キュレル スプレー化粧水は有効成分を配合した医薬部外品(=薬用化粧品)です。
全成分表示はこちら。
アラントイン(有効成分)、水、グリセリン、DPG、ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド、ユーカリエキス、BG、コレステロール、ステアロイルメチルタウリンNa、POE水添ヒマシ油、アジピン酸、アルギニン、エデト酸塩、フェノキシエタノール
なかなかシンプルで、まさしく消炎×保湿に特化している成分構成ですね。
各成分の配合目的や効果などをこちらにまとめてみました。
成分 | 配合目的・効果 |
---|---|
アラントイン(有効成分) | 消炎剤。 ニキビや肌荒れを防ぐ |
水 | ベース |
グリセリン | ベース 水溶性の保湿成分 |
DPG | 水溶性の保湿成分 |
ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド | 疑似セラミド |
ユーカリエキス | 保湿、収れん作用をもつ植物エキス |
BG | 水溶性の保湿成分(抗菌) |
コレステロール | 肌のバリア機能をサポートする保湿成分 |
ステアロイルメチルタウリンNa | 乳化を目的とするアニオン活性剤 |
POE水添ヒマシ油 | 乳化を目的とするノニオン活性剤 |
アジピン酸 | pH調整 |
アルギニン | pH調整 |
エデト酸塩 | キレート剤 |
フェノキシエタノール | 防腐剤 刺激は少ないとされている |
中でも保湿成分が疑似セラミドメインで、コレステロールも配合されているというのがおすすめポイント。
これらは肌のバリア機能としての働きを持つので、日常的に補給することで乾燥や刺激に強い肌へと整えてくれます。
さらにユーカリエキスはお肌のセラミドの合成を促進してくれる働きがあるユーカリエキスも配合されているので、よりお肌のバリア機能アップを狙えますね。
キュレル スプレー化粧水はアトピー肌にも使える?
キュレルのスプレー化粧水の成分構成を全体的に見て、敏感肌やアトピー肌の方でも使えないことはありません。
ですが、強くおすすめできるかと言うと、正直う~ん…という感じです。
その理由は以下の3つ。
- 消炎剤がアラントイン
- DPGがベースになっている
- 塗り切り化粧品なのにアニオン界面活性剤の使用がある
- アジピン酸の配合
私も敏感肌なんですが、これらが入っていても刺激を感じたことは今のところない為、
個人的にはそんなに気にしていません。
しかし、美容家の方々や、成分レベルで化粧品に詳しい方々の中には、こういった化粧品は敏感肌は注意!という意見を持つ方も多く、
実際に
- 肌荒れ予防ならアラントインよりもグリチルリチン酸2Kの方がよりマイルドで好ましい
- DPGはPG(旧指定表示成分)の副産物で他のベース成分よりも刺激性のリスクあり
- アニオン界面活性剤はノニオン界面活性剤に比べると刺激のリスクあり(塗り切りにはあまり使われない)
- 微量なのでリスクは低いがアジピン酸あ眼刺激性がある事が確認されている
といった理由により、
私もできれば避けたいなと思っている成分達です。
ステアロイルメチルタウリンNaは洗顔料への配合なら許容範囲ですが。
キュレル スプレー化粧水の効果的な使い方
キュレルのスプレー化粧水は
- お風呂上り
- 通常の化粧水としてメイク前や毎日のスキンケア
- メイクの上から
- 日中の保湿に
など、様々なタイミングで使用できます。
効果的な使い方は、お肌から20㎝程離し、円を描くようにスプレーすること。
使用後はハンドプレスし、しっかり馴染ませて完了です。
その後、乳液などを併用してもだ丈夫ですよ。
ただし、メイクの上から使用する場合は両頬と額に軽くシュっとするだけでOK。
こうすることで、スプレーによるメイク崩れを防げます。
キュレル スプレー化粧水のデメリット
キュレルのスプレー化粧水で、ニキビや肌荒れ予防の効果は実感しましたが、背中ニキビへの効果はイマイチでした。
背中はハンドプレスがしにくいので、浸透が甘かったのでしょうね。
やらないよりは乾燥しにくい気がしますが、顔や胸元ほど効果は実感しにくかったです。
キュレル スプレー化粧水の価格・販売店
キュレルのスプレー化粧水は60g~250gまで3サイズがあり、価格は税抜900円~です。
商品名:ディープモイスチャースプレー
内容量:60g/150g/250g
価格(税抜):900円/1,800円/2,500円
販売店はマツキヨ(マツモトキヨシ)が先行で店頭販売していましたが、現在は各ドラッグストアやコスメショップで取り扱われています。
※取り扱いがない店舗もあります。
まとめ
最後に、キュレルのスプレー化粧水「ディープモイスチャースプレー」を使用した私の総合評価は、
保湿力
敏感肌向け
価格
使いやすさ
総合評価
です。
最近はマスクで肌荒れや日中の乾燥をますます感じやすいと思うので、
保湿力があるスプレー化粧水をお求めの方は是非、キュレルのスプレー化粧水トライしてみて下さい♡