こんにちは、しらたまです。
しつこい大人ニキビ、一刻も早く治したいですよね。
できれば皮膚科に行かず、手軽にケアしたいという人は多いのでは?
私もそうで、自力で何とかしようとあれこれ試しては、失敗したり、たまには成功したりを繰り返してきました。
だからこそ、自宅でのニキビケアにおいて、
「適切なスキンケア」「間違ったスキンケア」を身をもって理解しています。
ということで今回は間違いがちな大人ニキビのスキンケアについて紹介していきます。
こんな方におすすめ
- ニキビ・ニキビ跡を治したい
- ニキビやニキビ跡を繰り返す
- 自宅でのニキビ・ニキビ跡ケアを知りたい
「ニキビにおすすめ」な洗顔料はだいたい効かない
私の経験上、「ニキビにおすすめ」「ニキビケアに」という洗顔料はだいたい効果がありません。
それどころか逆効果なことが多かったです。
その理由は洗浄力(脱脂力)が高すぎるから。
「ニキビは皮脂の詰まりが原因」という認識の方が多いと思うのですが、そのイメージからか、
ニキビケア用の洗顔料は「石鹸素地」をベースににした洗顔料が多いです。
石鹸素地は確かに汚れはしっかり落とせるんですが、
お肌のバリア機能まで低下させるくらいの洗浄力(脱脂力)があります。
よって、お肌が外部からの刺激に弱くなったり潤いを保つことができなくなったりして、
結果的にニキビや肌荒れを繰り返してしまうのです。
ましてや
- スクラブ(ツブツブ)が入った洗顔料
- 長時間の洗顔(目安20秒以上)
- ゴシゴシ洗うこと
は、肌を傷めてしまうので尚更おすすめできません。
本当におすすめなのは「弱酸性」の洗顔
ニキビ・ニキビ跡におすすめな洗顔料はお肌に対してマイルドな「弱酸性」の洗顔料を使うこと。
これなら肌の潤いを奪いすぎず、バリア機能を守りながら汚れを落とせます。
例えば「アミノ酸系洗顔料」や「弱酸性石鹸」と呼ばれている洗顔料などがそれに当たります。
おすすめの「弱酸性」洗顔
ドラッグストアや実店舗で簡単に手に入る物だと、
- ミノン (アミノモイスト ジェントルウォッシュ ホイップ)
- キュレル (潤浸保湿 泡洗顔料)
- ファンケル FDR(乾燥敏感肌ケア 洗顔リキッド)
- アクセーヌ (クリームフォームR)
などがあります。
私の一番おすすめはファンケルの洗顔料。
ものにもよりますが、日焼け止め程度ならサッと落とせるし、
ネットを使わなくてもモコモコの泡が簡単に作れます。
クレンジングならアンニテンプスが優秀だった
メイクをする人にとっては洗顔料よりクレンジングが気になると思いますが、
おすすめなのがアンニテンプスのクレンジングジェルです。
こちらは
- メイクを浮かせて落とす
- 界面活性剤の配合が少ない
- ヒト型セラミド配合
といった処方なので、肌への負担が少ない=刺激を軽減できるんです。
通常のクレンジングのようにクルクルクルクルとマッサージしなくて大丈夫。
しかも、水性ジェルなので、油分の配合も少ないのがニキビ肌でも抵抗なく使いやすいです。
角質ケアアイテムも注意
ニキビは角質が厚くなって、皮脂が毛穴に詰まることが原因です。
なので、ニキビケアを目的に角質ケアアイテムを使うこともあると思いますが、これも要注意。
例えば、
- 拭き取り化粧水
- セルフピーリング
などですね。
成分で言うと、
- シリカなどのスクラブ系
- プロテアーゼ
- パパイン
などがあります。
確かにこれらは一時的に肌をつるんっとした感触にしてくれますし、実際に角質を柔軟にすることもできます。
しかし特に大人ニキビには、私は逆効果で、
むしろ
- 肌が赤くなる
- 乾燥する
- ニキビを繰り返す
といったトラブルが出てきました。
ピーリングに関しては、医療機関ではニキビ治療として行われるので、
ピーリングそのものがニキビに逆効果とは言いません。
また思春期ニキビで悩んでいた頃、
「サリチル酸」というピーリング成分を配合した化粧品を使ったら、
ニキビが落ち着いていった経験もあります。
が、やはりこれも大人ニキビには相性が悪くどんどん肌の状況は悪化していったので、
ピーリングに関しては医療機関で専門医と相談することをおすすめします。
保湿したいからといて油分の与え過ぎは×
大人ニキビは乾燥が原因の一つでもあります。
だからしっかり保湿することは大切。
ですが乾燥していると言っても、油分が足りていないというより、
- 水分が足りていない
- 水分と油分のバランスが崩れている
という状態なので、油分のたっぷり入った乳液やクリームをたっぷり与えるのは逆効果です。
特に、植物由来のオイル(油脂)はヒトの皮脂と似た成分や構造を持っているので、
これで保湿してしまうと油分過多な状態になってしまうので要注意。
オススメはセラミドの補給
大人ニキビはオイルに頼り過ぎず、水分をキープできるように保湿してあげること。
その為にはセラミドを補給し、肌のバリア機能を整えるのが効果的です。
簡単に言えばセラミドは、肌に水分を与えたり、油分を与えるのではなく、
肌の水分と油分のバランスをキープし、健康な肌状態に調整してくれる保湿成分。
なのでセラミドが豊富なお肌はニキビ、肌荒れ、乾燥といったトラブルが少ないのです。
大人ニキビは洗って治せるもんじゃない!
今回のまとめとして言えることは、
- ニキビは洗っても治りません
- しっかり洗ったからって油分で保湿のし過ぎはNG
ということ。
SNSを見ていると、いまだに洗浄力の高いクレンジングや角質ケアアイテムが
ニキビケアにおすすめとして紹介されていることが多いなという印象です。
思春期ニキビにはそれが効果的に働くこともありますが、
意外と大人の方でもこうした洗顔料を使っている方は少なくありません。
そして乾燥するからといって、乳液やクリームをたっぷり塗るのも危険ですので、
大人ニキビには大人ニキビに合ったスキンケアを心がけましょう!